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一昨日の夜に世界の貧困地域をうつしたドキュメンタリーみたいなのをやっていて、これが鼻について仕方がなかったのですが、私は三船美佳は好きです。
友人と「三船美佳はなぜあんなに性格が良いのか」という議論になったくらい好きなのですが。 で。それはそれ。 そんな大好きな三船美佳も時たま何かに過剰に感情移入することがあって、しかもその状態のまま主張がぐんと強くなることがあって、そういうときの感じはちょっと。。。。というのはそのドキュメンタリーの番組に三船美佳がスタジオコメンテーターの一人として出ていたのですが、不意に彼女が発した感情移入の末の言葉になんともいえない浅はかさを感じたからでした。 それは貧困地域のある少女をうつしたVTRを見ているとき。少女は父親がおらず、母親も不安定な仕事をしているため、自ら働いて家族を養わなくてはなりません。それで学校にも行けず、時たま街にパンを売りに行ったりして生計を支えています。そこで突然彼女が倒れたのでした。炎天下で立ち続けたことによる熱中症と、空腹のため。病院に運ばれ、そこの女医に「スラムの子ね、倒れるのは当たり前じゃないの」そして「もっと栄養のあるものを食べないと」と言われました。そのとき。三船美佳が。 涙を流しながら「ないんだも〜ん……」と呟いたのでした。 これって『蛍の墓』の世界ですよね。清太が体調を崩した節子を病院に連れて行き「滋養をとって」とアドバイスした医者に対し「滋養なんてどこにあるんですか!!」と叫んだ、あの感じ。 でも、たしかに『蛍の墓』の場合、滋養はなかったと思うんです。町にも、時代的にも、清太と節子が滋養のあるものを食べられる状況では、全くありませんでした。どん詰まり。 けど、そのVTRの場合は違うじゃないですか。「栄養のあるものを」と言った女医は、少女についてきた日本人の撮影クルーたちを見て、多少なりと苛立ったのではないかと思います。お金のあるあなたたちがついているのに、なぜ倒れさせたの?って。 「改善するなら根本から改善させなければいけない」というのは誤りだと思います。少なくとも人命がかかってる場合には。少女が飢えていて、そしてこちらにお金の余裕がある場合、すぐにわけてあげるべきなのです。「自立を阻む」とか「金持ちのエゴ」とか言わず。 もしくは悲惨な状況を敢えて流すことで一般に寄付を募るという方法もあるかもしれません。その方が効果としては巨大なものになります。 でも、その番組には「寄付をしてくださる方はこちらに電話を」みたいな番号は表示されていませんでした。 ![]() ![]() 私が一時間だけ見た範囲では。 番組の目的は何だったのでしょうか。あるいは、物質文明を謳歌している私たちへの警鐘? それはあると思います。この手の番組には必ずそれがあります。「忘れかけていたものを思い出させてくれた」みたいな。「学校大好き」「勉強したい」と言っているにも関わらず家族を支えるために働かざるを得ない少女の姿は、「お金出して学校に行かせてやってるのにちっとも感謝しない」子供に不満を持っている親にとって、格好の説教材料ではないでしょうか。 でも、これは付け焼刃の知識でしかないのですが、世界には搾取する側とされる側の二種類があります。日本やアメリカの先進国は搾取する側、そして少女の属しているような第三世界は搾取される側です(極端に単純化した場合)。社会主義革命を起こして独立すれば別ですが、アメリカ型資本主義に組み込まれている限り、第三世界の、さらにその最下層は搾取され続けることになります。資本主義は安い労働力に支えられているから。だから「必死で働けば出世できる、アメリカと同じになれる」というのは、搾取される側の人間にはあてはまりません。彼らは常に、「安く」あり続けなければならないのです。 仮に日本人がこのドキュメンタリーを見て、「忘れていたものを思い出しぞ。私たちも頑張って働こう」と思い、また必死に会社のため、家族のため、国のために働きはじめたとします。すると資本主義の上部が活性化するわけですから、資本主義の下部、例えばVTRの少女たちの暮らしはさらに搾取され、貧しくなります。するとさらに貧しくなった少女たちのドキュメンタリー番組が作られます。すると「私たちはまだまだ頑張りが甘い」ってことになって日本人が働きます。すると少女たちはさらに貧しくなります。するとまたドキュメンタリーが作られます。するとまた日本人が働きます。するとさらに少女たちは貧しくなります。ついには飢え死にします。 寄付につながらないこの手の番組は、搾取の連鎖を活性化させるものでしかありません。 |
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昨夜、フジテレビの「限定品コラボネーゼ」という番組を見ていて、これはゲストの芸能人が自分の欲しいと思うアイテムをオリジナルでデザインし、それを一流ブランドに実現してもらって売る、かつ番組の合間にはサマンサタバサプレミアムインフォメーションというのがやたら入って新作バッグの紹介、エビちゃんデザインビクトリアベッカムデザインのティアラ情報なんてなのを(ティアラってつける機会あるの?)「欲しくなるのが当たり前」って感じで流しまくるマテリアリズムの牙城のような番組なのですが、割と好きです。
最初に見たときのゲストがSHEILAさんで、テーマが「あきない着まわしのきくワンピース」それで、黒を基調にしどんな状況にでも合うようなデザインを考えていたのですが、そのときのこだわりというか、肩ヒモの太さからスカート丈、背中の開き具合、ウエストのあたりの絞り具合、それから装飾となるオーガンジーリボンの配分など、本当に指示が細かく、しかも的を射ていて、ファッションへの知識量と熱意に感心したのでした。かつ、コラボしたデザイナーの人とかはやっぱり「売る」ことを考えますから少しでも値段を抑えるために高価なオーガンジーリボンの使用を控えめにしようとするのですが、それを一蹴。「まずは良いのができなきゃどうしようもない」とばかりにオーガンジーをばんばん使って、なかなか既製品では実現し得ない質の高さを実現していました。最終的な値段も、私が買えるようなものではもちろんありませんでしたが、それまでの工程を思えばかなりリーズナブルだったんじゃないかと思います。 で。 昨日はゲストが長谷川理恵さんで、テーマは「オールマイティーキラキラアクセサリー」スポーツシーンにもパーティーシーンにも合う、スワロフスキークリスタルを多用した光り輝くペンダントを作ります、ということでした。はじめて番組を最初から見たので、「私だったらどんなの作るかな〜」とか考えながら鑑賞。デザイナーの人が「スポーツシーンにも合う」という要望から「体育の先生が首からかけてるホイッスル」を連想し、「キラキラがたくさんついたホイッスルはなかなかないんじゃないか」ということで異例の、ホイッスルをモチーフにした(しかも実際に吹ける)ペンダントを作ることになったようでした。 がーーーーーーーーーーん。 と思ったのは、むこうが「ホイッスルにしよう」と言ったときに、正直「負けた」と思ったから。私も「私だったらどんなの作るかなー」と思ったとき、やっぱりせっかくオリジナルなので「外し」感のあるものにしようと思ってたんです(勝手に)それでキラキラだからなーーーー、あのキラキラがたっぷりついてたときに意外なのは……例えば歯ブラシ? とか割に、低レベルなアイディアに至ったところだったから。出来がどうなるかによりますが(完成編は来週)、ホイッスルなら「外し」感もありますし、アクセサリーとしても可愛いだろうし、ゲストの個性にも合ってるし、何より吹ける。色々な条件がうまく釣り合ったところにあるなああああああああああああああああ。 ![]() ![]() その後も考えれば考えるほど、「ホイッスルはすごい」としか思えません。くそぉ長谷川理恵(勝手に)なんとか私も負けないものを作りたいと考え、とりあえずホイッスルペンダントの弱点を挙げてみました。まず、 飽きること。 むしろ、これに尽きるのではないかと思います。個性的なアクセサリーが往々にして陥るのは「めちゃくちゃアピールする分、ふと「終った」と感じられたときに一切使われなくなる」という状況。過激な流行のようなものです。また、そうでなくても、「一度つけたら覚えられてしまう」ということもあります。飽きる以前にそう何度もつけられないかもしれないというリスクがあるのです。 ここを突こうと思いました。 それからは割とあっさり。まずは「外し」感をアクセサリーで実現するという選択肢を捨て、何かインテリアの一部からもってこようと思いました。かつ「売る」ということを考えたときに実用性があり、高価なクリスタルを使うということで小さい(もしくは小さくても大丈夫な)もの・・・ 時計。しかも目覚まし!!!! 敢えてオーソドックスなジリジリ鳴る目覚まし時計のちょっと小ぶりなのを、かなりゴージャスにデコレーションするのです。今年は携帯アラームじゃなくてきらきら目覚まし時計で起きよう。一日のはじまりを夢みるようなクリスタルカラーに!!!!!!! 今日の商品:きらきら目覚まし時計(スワロフスキークリスタルデコレーション)(参考価格) 修論やらなきゃ・・・ |
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TBSのドキュメンタリー「愛と生命と涙の全記録「余命1ヶ月の花嫁」〜乳がんと闘った24歳
を見ました。年齢がほぼ同じということで、自分と重ねたりしながら。あと亡くなった時期がほぼ同じということで、祖父と重ねたりしながら。 余命一ヶ月と宣言された長島千恵さん自身、とても魅力的な人で、最後まで明るい顔をし続けたことも立派だと思いますし、最後に至った考えも、「明日が来ることが奇跡」という言葉も、本当に実感をもって伝わってきました。 そして友人がサプライズで挙げてくれた結婚式も。 亡くなったあと、彼氏(夫か)が、「やってあげられることは全てやった」と言っていましたが、最後の日々の明るさ・幸せさと、確実に近づいてくる「死」の切迫が、二時間枠ながら常に緊張感を生み出していました。 ![]() ただ思ったのは、彼女が夭逝したと同時に〈幸せな人〉だったからこそ、このドキュメンタリーは成り立ったのだなと。 ちなみにうちの祖父は今年5月に亡くなったのですが、やっぱり家族としてできるだけのことはやってあげられたと思います。ちょっと過剰なほどに。 でも祖父と同じ頃同じ病院に入院していた人でも、ほとんどお見舞いのいない人もいました。 同様に、千恵さんと同年代で病魔に冒された人でも、皆が皆千恵さんのような日々を送れるわけではないと思います。ましてや結婚式なんて。 「わたし癌になった。あと少ししか生きられない」と言って、無視された場合、どう幸せになればいいだろう。 |
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ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』を見ました。
あぁ…… たしかに評判悪いだろうなぁって。思いました。 この、薄い感じというか、後に何も残らないこと。あと、映画としての巨大さがまったくないということ。 楽しめるのは、 ・少女趣味な人 ・映画に関してかなりひねくれてる人 だと思います。私はけっこう楽しめました。 主演のキルティン・ダンストはかなりよかった。14歳の無防備さも、王妃としての無防備さも、女としてのリアルさもありました。未来の夫とはじめて会ったときの愛想笑いとか、夫が反応してくれないだけなのに子供ができないことを自分のせいにされて陰口を叩かれたときの悔し泣きとか、かなりリアルでした。あと、「ここはリアルさを求められなかったんだろうなぁ」というところではちゃんとリアルでないし、非常に、役者として素晴らしい人だなと思いました。 作品全体に、「時代」感がまったくありません。むしろヴァーチャルな感じ。アントワネットを主人公にしたヴァーチャルゲームを熱中するでもなくやってたらいつの間にか日が暮れてた、みたいな感覚です。 |
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「徹子の部屋」に森三中が出てるのですが、大島さんの喋り方が地元の友だちのお母さんに似てて似てて…
栃木のイントネーション+主婦のおおざっぱな感じ しかし黒柳徹子はゲストに気を遣わせすぎ。。。。。。。特に芸人さんに。。。。。。。。。。。。空気を調整したいけどツッコミしたら徹子さん本気にしてだだ崩れになりそうだからとりあえず合わせとこうスマイル。。。。いっぱい。。。。。 +気遣い で大島さんがいよいよ地元の友だちのお母さんにそっくりなのです。 要は、〈笑い飛ばさない〉ということかと。例えば黒沢さんが「妻夫木くんが好きなんです」って言ったとき、普通のバラエティーだったらそこで誰かが突っ込んで笑いが起きる。分不相応な人を好きっていってしまう痛い人、みたいな感じで黒沢さんの芸人としての形が保たれる。しかしそこで黒柳さんは「あぁそうなの〜。そういえば綺麗な女優さんが芸人さんと結婚するっていうの最近あるけど、その逆ってないわよね。妻夫木くんみたいな綺麗な男の人があなたみたいな女の芸人とくっつくってこと。でも隠れファンもきっといると思うの。あなた(大島さん)の旦那さんみたいにちゃんと打ち明けてくれればいいのにね」となる。 笑いが起きない。 「芸人」としての「イメージ」を、やすやす崩してしまうのが、黒柳さんのトークなのです。しかも、 「森三中三人の子供がいっしょのときに中学に入学したらいいわねぇ。だからあなた(大島さん)まだ子供生んじゃだめよ。それからあなたとあなた(黒沢さん、村上さん)は早く相手みつけて、子供をつくって」とか、なんというか、「女芸人のここを突いちゃったら笑えなくなるポイント」とでもいうようなところを確実に突いてくる。 例えば劇団ひとりのように「自分の生々しいところを敢えて見せていく」のを芸風にしている人ならこういう状況にもなめらかに対応できるのだと思うのですが、今回の森三中はだめそうでした。また三人だから空気を読みあわなきゃいけないっていうのもあるだろうし。よって愛想笑い満載に。 ![]() ![]() でも、黒柳徹子の芸人崩しっぷりはこれはこれですごいのではないかと。ゲストの芸人さんが普段笑いを取るために使っている「パターン」を完全に破壊させて、否応なしにその人本人の追い込まれた顔を暴露させてしまう。芸人として、致命的ともいえるところを。 これ収録時間を長くして芸人さんのときだけ1時間番組とかにしたら、ちょっと面白いんじゃないかなぁ。ゲストの芸人さんもいい加減「笑える空気の維持」を諦めて「イメージ」も一時的に捨て去って今度はむしろ、かなりのドラマが生まれるんじゃないかと思います。人間が裸にされていく過程。 きっとテレビではそこまでのものは求められてないから、やるならDVDで。 今日の商品:「徹子芸人とマジ語りの部屋DVD」二枚組み3800円 |
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昨夜BSでやってた『赤ちゃん泥棒』を見ています。
刑務所で出会った犯罪者と女性警官が結婚。しかし女性警官は不妊症で、養子をもらおうにも男の前科のためにどうにもならない。そこで五つ子誕生のニュースを聞いた男は、ひとり盗むことにする。 決して高級ともいえませんが、かといって「B級志向」って意識(さえ)もなさそうな、良きアメリカのコメディーです。80年代の作品。何より赤ちゃん泥棒を指示してるのが実は妻の女性警官で、母性愛的な大義で超まともな顔してるのですが、明らかにいちばんクレイジー。その変ぷりをハイテンションかつ無ツッコミで描いてく感じがどこかクドカンぽかったです。無自覚なクドカン。 |
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